生来の怠け者
すぐにブログは滞る
最近は定番となるような(なって欲しい)皿、盆、鉢などろくろ製品の製作を進めていた
漆にかぶれてダメージを受けたりもした
目下「椀」に取り組んでいる
白状すると挽物を生業のひとつとしておきながら
今までまともに挽いてこなかった
理由は諸々あるが個人的な要因は大きく分ければふたつ
まず
単に技術的に不足していたこと
たった4寸のこの小さな器には挽きの技術が満載である
それから
椀製作に対する畏敬の念があったこと
数ある器の中でこれほどまでに時代を越えて
日本人と密接な木製食器は他に類をみない
しかも驚くことに長い歴史の中でほとんど形を変えていない
ずいぶんと昔から用の美が完成されていた
そして今日も南木曽を含む多くの産地で
腕利きの木地師によってつくり続けられている
だから私にとって椀製作はボス感が半端ない
温かい汁物が恋しくなってくる季節
厳しい冬がやってくる前に
なんとかひとつカタチにする
もののけ姫でジコ坊がつくる雑炊を想いながら
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