山を辿る
文化をたどる
ルーツをタドル

タドルワークスの製作場所は長野県木曽地域の最南端、南木曽町にあります。木曽谷をうねりながら流れる大河木曽川と見渡す限りの山々が織りなす壮大な景観。急峻な地形の合間を縫うように居を構え暮らす人々。四季折々に表情を変え、厳しさと優しさを併せ持つ自然の豊かさを享受しながらの暮らしがここにあります。その営みは長い歳月をかけて特異で尊い木の文化を育んできました。

タドルワークスもこの地に息づく木の文化、伝統工芸を敬い触れ合い学びながら製作活動をしています。地域との密な関係あってこそはじめてこの仕事に従事できる。切にそう感じています。

製品の材料は身近な山々で育った栗、山桜、栃などの広葉樹を中心に使用しています。「どこか遠くの良材より、あの山の資源を」という考えを根幹に据えています。

だれが、どこで、どのようにつくったのか。
つかい手の皆さまが製品のルーツを辿り、背景にまで思考を巡らすこと。ひいては関連する地域課題にまで目を向けるきっかけとなることが、屋号タドルワークスの所以でもあります。永くご愛用いただける製品と共に、そんな想いもお届けできればなお嬉しく思います。
      

CRAFTSMAN

  
タドルワークス代表
塩原 孝介 / Kosuke Shiohara

長野県生まれ。
都内の大学卒業後、6年間金融機関勤務。
2017年3月 上松技術専門校木材造形科修了。
2017年4月 3年間、南木曽町地域おこし協力隊として木工修行。南木曽ろくろ細工伝統工芸士 酒井髙男氏(木芸工房さかい代表)に学ぶ。
2020年4月 TADORUWORKS 設立
2021年〜 上松技術専門校木材造形科南木曽ろくろ細工実習講師