前回の投稿から1年以上経過してしまった。
せっかくチェックしてくれる方々がいたのに更新出来ず申し訳ないです。
この間今後の方向性についてある決断をし行動しておりました。
結論、TADORU WORKSの業務をしばらくの間ろくろ製品(うつわ等)製作販売に特化することとしました。
【今まで:家具・ろくろ製品製作販売 → これから:ろくろ製品製作販売】
木工業とひと口に言ってもその範疇は非常に広範。
TADORU WORKSとしても小さなうつわから多種の家具製作を業務内容に盛り込んでいました。
実際、技術的にも多様な仕事に触れることができ、血肉となっていることは間違いない。
その一方で次第にこんなことを考えました。
「あれ、得意なことってなんだっけ」
今までは製作対象に応じて木材の加工方法が異なることが多く、使用する道具や機械もまちまち。
例えば椅子やテーブルの脚物家具、食器棚のような箱物家具、ろくろ挽物であるうつわづくりのように。
それが醍醐味でもあったのですが、
ひとつひとつが浅くなっているのではないかという感覚が拭えずにいました。
それは技術的なことはもちろん、それらを手がけ生み出す意味なども含みます。
そして思う
「豆腐屋さんの豆腐は美味しい。蕎麦屋さんの蕎麦は美味しい。やっぱり餅は餅屋だ」
(例えが木曽っぽい)
TADORU WORKSの先を見据えたとき得意分野をつくる必要性を感じました。
向こう数年はこの地域で巡り合った挽物、木地師の方々から学ばせてもらった技術を
より深堀し製品に落とし込んでいく。ひとりでも多くの方々に手にとっていただけるよう
販売の促進をしていく。そして存分に生活の道具として使っていただきたい。そんな思いであります。
その決断のもと、まずやらなきゃいけないことがもう20年以上は放ってあったであろう
亡き祖父がつくった小屋の扉を開けること。唐突ですが。
四苦八苦の作業場づくりの幕開けでした。