丸めた後にボール盤で穴を開ける。
材料の固定に万力が欲しいところですが
クランプでなんとかのりきっています。
いよいよろくろにかけて荒挽き。
生材は水分を多く含んでいるので削っている時
かんなくずと共に水しぶきが飛んでくる。
濡れているので材料自体の発色がよく
職人の間ではこの時が一番きれいだという人もいます。
今回のように原木から加工するプロセスがちょっと重要で
他の漆器の産地ではうつわ完成まで幾人もの職人が関わり分業となっているケースもある。
例えば荒挽をする職人(荒挽きしたものを荒型とか呼びますね)、仕上げ挽きをする職人、漆塗りの職人。
このあたりの話は沼にハマってしまうのでまた別の機会に触れたいと思います。
椀30客の荒挽きかんなくず。
これが工房の天井についたらインスタはじめます。
今はその場で「いいね!」と叫んでください。
いつかお会いできるその日を楽しみに、
その声、大事にします。
いいね!
木口に割れどめのボンドを塗る。
椀づくりに携わっている職人さんで割れどめを塗らない方を知っています。
長年の経験から乾燥の過程で割れない、
かつ歪んでも製品に仕上がる厚みをわかっている、と教えてくれました。
しばらく乾燥に入ります。
今日の一曲
「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。/クレイジーケンバンド」