◯◯◯パフォーマンス

工房のすだれに3日連続同じカマキリ。
カマキリのかたちも、用即美に見えてきました。


なでしこジャパン決勝トーナメント進出!
第三戦スペイン相手に4-0。ポゼッションは圧倒的に譲れどもこのスコア。
戦術が完全にハマったのでしょう。

個人的に猶本選手に注目しています。第二戦コスタリカ戦のゴール素晴らしかった。
あの角度から左足を一閃。無回転気味の低い弾道がキーパーの手をかすめファーサイドネットへ。
若くしてその才能とルックスが注目されながらも、怪我など度重なる不運で今回が初のW杯出場。
そしてコスタリカ戦初先発、初ゴール。真に努力の虫だそう。痺れます。

サッカーでゴール後に選手独自の方法で喜びを表現することをゴールパフォーマンスと呼びます。
日本での元祖はカズダンスでしょうか。
元川崎Fのバンディエラ中村憲剛選手は、ダンディー坂野さんの「ゲッツ!」でした。

なでしこジャパン明日はノルウェー戦、引き続き応援しましょう。
ゴールパフォ見られるといいですね。




コストパフォーマンスは聞き慣れた言葉でしょう。
値段相応なのか、それ以上なのか、はたまた以下なのか。
モノをつくっている身として、以下はこわいです。
万が一、以下である署名が多く寄せられた場合は真剣に考えなければなりません。
ちなみにニト◯はお値段以上です。

そしてそしてラジオを聴いていたら、最近はタイムパフォーマンスなるものがあるらしい。
コスパのタイムバージョン。
なんでもZ世代中心に広がっているらしく(大体Z世代がよくわからないです)、例えば映画を早送りで観るのだとか。
昭和生まれからすると、役者さんの演技など〈   ま   〉が命だと思うのですが。
早送りで観たことないので想像するよりほかありませんが、制作側はそういうふうにつくっていないでしょう。


さて、木の仕事。
木はゆっくり成長します。使えるまでに数十年。
板に製材したとしたら、乾燥して使えるまでにまた数年(巷では乾燥に必要な期間として、1寸=約3センチ=1年と言われています)。
中には10年先の材料を今買うみたいな方もいて、原材料にしては常軌を逸したロングスパンの運転資金を投じています。
ようやく使えるようになったと思ったら、割れたり、反ったり、思わぬ節が出てきたり。
とにもかくにも、木との付き合いは気の長いものであります。
悲しいかな、タイムパフォーマンスのよろしくない仕事でしょう。


でも例えば一次産業に類するような自然の摂理とともにある仕事を、そうやって目先の損得勘定(感情)で捉えていった場合、本当に人間はまずいんじゃないか、なんて思う今日この頃です。
現代人といえども片手はスマホ、もう片方は土いじりぐらいを最低でも心掛けた方がいいのでは?と結構真剣に思います。
そして人間関係もコスパだタイパだと勘定されてしまうのでしょうか。いや、もう始まっているのか。
古めかしいメディアのブログを要点なくダラダラと書いていては、これはもうタイパわろしです。



今日の一曲
「ラジオ体操/ヒグチアイ」













 

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