うつわへの道(玉切り、製材)

原木仕入れからのチェンソーで玉切り
写真撮り忘れました

絵の通りでございます


それから墨をつけて(加工の線をつけること)
バンドソーで四角い板にしたら円を描いていく

この時円を描く道具は自作の「ぶんまわし」と呼ばれるもので
様々な大きさの円が描けるようになっている
言わばろくろ職人のお手製コンパス


原木から加工する場合
水分をたくさん含んだ生の材料なので
乾燥中に歪みや割れが生じる

円は楕円になる

ですからこの時描く円は仕上がりの製品よりひとまわり大きく
例えば30センチの製品を作りたければ33センチの円を描く
そのあたりの感覚は木の素性を見抜く力、経験則によるものだと教わりました




ここまでくるのに木のキズ、節、虫食い等
気を配ることがたくさんある

文章で書くとサラッといきますが
原木を刻んでいくこと
実際は結構な重労働です

「え?でもそれがあなたの仕事でしょ?」
と問われれば

ぐうの音も出ません

うつわになるのはまだまだ先です

 

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